« 水があって魚、山があって鹿、 | Main | 頭の中のゴミ屋敷 »

March 25, 2010

怒っても可愛いおばちゃん

昨日、夜9時半くらいの東横線の帰り電車の中、私の隣の端っこの席に、ちっちゃな、品の良さそうな、70代半くらいのおばちゃんが座っていた。

突然、小さな声ながら、「バカヤロー、この港北区役所」とか電車の音に「カタカタ、カタカタ、うるせーんだよ」と云い始めたので、隣の私はビックリ。それでも、危害は加えられそうでもないので、その言葉に、興味本位で聴き入った。

時に、「火事です」「消防、さっさと来い、コノヤロー」とか。身なりは、こぎれいで、三越の大きな紙バックを二つ抱えている、ちっちゃなおばちゃん。

慌てて大倉山かどこかで、電車を降り、閉まるドアに、礼儀正しくお辞儀をする仕草に、私は、思わず失笑。「怒っても、可愛いおばちゃん」だと思った。電車の中でも、最高の俳優がいる。

|

« 水があって魚、山があって鹿、 | Main | 頭の中のゴミ屋敷 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 水があって魚、山があって鹿、 | Main | 頭の中のゴミ屋敷 »