怒っても可愛いおばちゃん
昨日、夜9時半くらいの東横線の帰り電車の中、私の隣の端っこの席に、ちっちゃな、品の良さそうな、70代半くらいのおばちゃんが座っていた。
突然、小さな声ながら、「バカヤロー、この港北区役所」とか電車の音に「カタカタ、カタカタ、うるせーんだよ」と云い始めたので、隣の私はビックリ。それでも、危害は加えられそうでもないので、その言葉に、興味本位で聴き入った。
時に、「火事です」「消防、さっさと来い、コノヤロー」とか。身なりは、こぎれいで、三越の大きな紙バックを二つ抱えている、ちっちゃなおばちゃん。
慌てて大倉山かどこかで、電車を降り、閉まるドアに、礼儀正しくお辞儀をする仕草に、私は、思わず失笑。「怒っても、可愛いおばちゃん」だと思った。電車の中でも、最高の俳優がいる。
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