6歳のエレナの手紙
神谷町の交差点の書店の店頭で、何気なく目に止まった本がある。
6歳のエレナは、亡くなる前に、沢山の手紙を隠していた。「パパ、ママ、あいしてる」エレナが残したメッセージ。
そんな紹介の本だった。
エレナが本棚など、家のあちこちに、たくさん隠していた、あどけない絵手紙が、エレナの写真と共に載せてあった。それは両親や妹に愛を伝えるものであった。手紙は死後2年以上たった今も、時折、見つかると云う。
あどけない字、「パパ、ママ、あいしてる」、そして人形や草木の絵。6歳で脳腫瘍で逝った、愛くるしい女の子。
彼女は、神の化身だと確信した。本のページをめくる度に、私は神の姿を見る思いがする。
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