大極とは、ヨーガとは
止観(しかん)とは、見るものが全て、見る人の心の作用に惑わされず、本来の状態にとどまること。
心はカルマ(業)。心の作用を止滅(しめつ)することがヨーガ。「見つつ、見ず」、「かくの如くに、それを見ず」の境地。
外は一なる世界。内に差異が生まれる。多様性は、心(カルマ)による曇り。名称と形態無き、永遠にして安らいでいる世界がある。本来、単純にして美しい世界。一なる世界がある。
太極拳の大極とは、「外に出ない、内に入らない」世界。陰陽二力の作用が調和する世界。プラス・マイナス・ゼロの世界。
住職は、坐禅でも好し、太極拳からでも好し、行き着くところの境地は同じと云う。
そして、住職は、「消滅に遊ぶ」境地と云う言葉で、修業の勢いを説いた。「消滅に遊ぶ」、感動して、参ったと思った。
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