万物に自分の生命を感ずる境涯
食べることの出来なくなった病人が、食べられなくなったことを神に嘆いた。
その時、神は云ったと云う。「お前は、人の口を借りて、食べているではないか」と。
この言葉に、私は大きな衝撃を受けた。宇宙が一体であることを思った。
ヴィーベカナンダの師、ラーマクリシナが病み、尊敬するカーリー神に問うた時の答えだったと云う。住職から、最近聴き、その意味することの深さに感動した。
例えば、牛が草を食べるのを見て、自分の生命を感じる境涯。一本の草木を見て、自分の生命を感じる境涯。"生ぜず、滅せずの世界"を感じる。
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