般若心経のドイツ語訳
昨日、会社帰り、新宿での座禅会に参加したら、二人の外国人女性がいた。アメリカ人女性とドイツ人女性。
ドイツ人女性は、以前、般若心経のドイツ語訳に触れて、日本へ留学し立教大学で仏教も学び、禅の哲学への興味が湧いたのだと云う。彼女は盲目で、現在、福祉の仕事、ボランテイアを、英国スコットランドでやっているとのことであった。二人ともチベットのダライラマ仏教に大きな関心があるとのことだった。
"般若心経のドイツ語訳"が彼女に、人生の灯りを点したことが、驚きだった。
私は、真剣に般若心経を読んでみなければと思った。
昨日の住職は、「生まれてもいない存在、滅することもない存在」「生ぜず、滅せず」の世界を説いた。「行くも返るも余所ならず」、そんな言葉を想い出す。
Comments
般若は知識と真心を活かす叡智ですね。
空は因縁起生を説き、生ずることも滅することも因縁であり、すなわち空である。
分かったようで分からない?
言行が中道を得て過不足がない、それでいいのだと諭されています。
と言われても悟れないのが凡夫の常。
「空」は、あるともないとも言えない超感覚的な世界。
空は信ずる、存在は感ずる、凡夫は苦笑いするしかありません。
Posted by: エスプリ | November 07, 2009 01:03 PM
エスプリさん、コメント有難うございます。「仏師は迷いに悟り、凡夫は悟りに迷う」とかも想い出しました。
Posted by: life-artist | November 08, 2009 05:42 AM