路上で、手旗信号を振る人との遭遇
昨日、朝、神奈川区役所に立ち寄るため、東神奈川駅前を歩いていたら、交差点の信号付近で、道路の反対側へ向かって何度も、右腕を上下に振り、何か手旗信号で合図をしているような、80歳前後の男性のご老人がいた。
ちょっと精神を病んでらっしゃる昔の軍人さんなのかとも思った。その雰囲気が、誰かを助けようと、手を振ってらっしゃるようにも見え、何か、有難くも、哀れにも見えた。
また、その光景が、私の想像で、周りの人々や風景に、最後のお別れに手を振ってらっしゃるようにも見えた時、何故か胸が熱くなった。
もし人生の終わりが迫ったと感じた時、この人のように、周りの風景や、人々に、堂々と素直に、サヨナラ、サヨナラと手を振ってお別れが出来たら、何と気持ちが晴れ晴れとすることだろうと思った。そんな時は、この人のように、子供が新幹線に手を振る時のように、人目をはばからず堂々と、好きな風景に、有難う、サヨナラと、大きく手を振れば好い。
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