今、アラブは?
昨日は台風の中、朝から中東協力センターの中東講座を聴講。
NHKの出川展恒・解説委員の中東の政治解説に、イランの核問題の深刻度合いの認識を新たにした。イランの執拗な核開発意欲に比例するように、政治の玄人の間では、時を追って危機は深まっていることを感じた。
中東ビジネス・経済関係の著書も多い畑中美樹氏は旧来の友人だが、久しぶりの再会だった。今でも、月のうち10日程度は中東で過ごす彼の生活の中から感じとる、中東の変化の息吹は、とても面白かった。
テレビ・アラビア語講座(NHK)を5年担当していたエジブト人のアルモーメン・アブドーラさんの講演は、"アラブ人取り扱い説明書"と題した資料も面白かった。彼は日本の特徴を、日本人の持つ"自重"(じちょう)の精神だと見ていることも興味深かった。他人目線の日本人と、自分目線のアラブ人を対比する彼の分析が新鮮だった。
中東に長く関わって来た私も、とっても興味をそそられる、多くの新たな示唆を頂いた。台風の中の、中東講座への小さな旅は、新鮮な一日にしてくれた。
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