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October 29, 2009

マリオ鈴木さんの詩、姉へのクスリとなった

離婚して30年くらいにもなる姉に、ギタリスト・マリオ鈴木さんの詩集「独り言の余韻」を先日送った。昨日電話で、私と同じように感動して読んだと聞きほっとした。

郷里で一人暮らしの姉は、離婚して、別れて来た子供達のことが気になって、ずーっと生きている。病気をした自分を責めたり、子供達との再会を、死ぬ前にもう一度だけでもと願って生きている。

その姉に、両親を知らないマリオ鈴木さんの詩を送ることは、私にとって賭けであった。姉の心を乱し、更に悲しませ、自分を責めさせるのではないかとも心配した。でも、マリオ鈴木さんの詩、命の叫びは、余りにも素晴らしく、私は、姉にも是非読んでもらいたいとも思った。

昨日、夜電話したら、姉が、「心が洗われ、自分の日頃の悩みが、ちっぽけに見えてくるくらい感動した」と云った。素晴らしい詩が、姉の心を浄化したことを悟り、私は、どんなに嬉しかったことか。

人生を変える詩もある。10月4日、たまたま聴いたマリオ鈴木さんのコンサートが、姉の人生に、ちょっとした救いをもたらした。

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