「貪り、愚痴、怒り」人生の三大悪原因、それと「自由」との関連
10月13日の新宿・哲学カフェのテーマは「自由」に就いてであった。その時、交わされた議論を経て、私が、今日、整理した境地は、次のような新たな気づきであった。
自由とは、思い通りになる事、即ち、自由とは「貪り」の温床。これには中庸で、ブレーキをかけないと人格も人生も破壊される。
不自由とは、思い通りにならない事、即ち、不自由とは「愚痴」の温床。これには、努力で、ブレーキをかけておかないと、人格も人生も破壊される。
予期せぬイヤな事には「怒り」が湧き、予期せぬ好い事には大きな「喜び」を感じる。「怒り」には学びで応じ、「喜び」には、感謝で応じるのが好い。
自由は、意外と、人間を陥れる、「貪り」の入り口だと思う。適度な不自由がブレーキとして如何に大事か、今は改めて感じる。自由を求めつつも、適度な不自由も楽しむ境地が、人生の達人だと私は思う。
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Comments
自由にブレーキをかけるって難しいですよね。自分の思うブレーキと他人の思うブレーキには、やはり違いがあるし…
自分のやり方を無理に勧められない時がありますね。理解してもらえない事って多いです。自由の落とし穴、怖いです。
ことり
Posted by: kotori | October 16, 2009 09:56 AM
ことりさん、自由の落とし穴って、確かに落とし穴のようにも感じますね。
60兆の細胞から成る人間が、何か一部の欲望を満足させる極端な自由を手に入れると、他の細胞がバランスを崩して、人間と云う個体(調和)が壊れるようなイメージと感じます。
悪玉菌があって、善玉菌が存在するってバランス。片方だけでは、個体が、崩壊するように。
Posted by: life-artist | October 17, 2009 07:42 AM
う〜〜ん深い!
落とし穴っていつの間にか、自分で掘ってたんですね・・・。
「貪り、愚痴、怒り」は自らが気をつけねば!
ことり
Posted by: ことり | October 17, 2009 06:47 PM