運命と立命、あい半ばする人生
一昨日は、異業種交流の会で、「早期退職の人生の展開」について、私が話す役だった。早期退職とは、どう云うものなのか、改めて、自分の考えを整理してみた。我ながら、一時間くらいが、何と一気に、演奏のように話せて、小さな驚きだった。
私は、漠然とした「人生への違和感・焦り」のようなものから早期退職した。その時の心理が我ながら、今思えば不思議でしかたがない。遺伝子のなせる、時限爆弾のような、運命の行動だったのかも知れない。そして、運命を変える立命に生きる自分も十分に感じる。運命と立命、あい半ばするのが人生。
会社を辞めなかったら、生活習慣病だらけだった私は、もう数年で病気で倒れるところであったと思う。今頃、病床か死だったかも知れない。一方、会社を辞めても、その後の人生の展開・出会いがなければ、死んでいたかも知れない。食育との出会い、禅との出会い、再就職の機会を与えてくれたアラブ人との脚本に書いてあったかのような出会いなど、これらのどの一つが欠けても、私は死んでいたかも知れない。
食と健康については、姉から。禅は、偶然の異業種交流会で講演された住職との出会い、アラブ人は、いとも簡単に、出会ってすぐ採用してくれた。住職の禅を語る姿に、私は両親からのメッセージのようなものを感じる。再就職先のアラブ人は、3年前に初めて会った時、何か、貴方を助けに来ましたと云ってるような、優しさを感じた。会社を辞めてからの人生の出会いは、一瞬の切れ味の出会い。一期一会でも、清々しい、感謝の出会いに感じる。