洗濯器の中の渦潮からの脱出
その時はアッと云う間でも、後から想い出すと、色んなことを想い出し、結構長く感じられる時間がある。そのような時間を、私は充実した人生と呼ぶ。10代の頃、そして今、そう生きたいと思っている。
その時は、長く感じても、後から想い出すと、印象が薄く、アッと云う間に感じられる時間もある。それは、私にとって、長く過ごして来た会社での時間がその代表。
長く過ごしても、洗濯器の渦潮の中で翻弄される蟻んこのように、グルグル回っているだけの、人生もある。
私は、そのグルグル回る水流から、やっと飛び出し、洗濯器の外を眺めている心境。洗濯器の外には、おとぎの国のような、世界がいっぱいに拡がっていたように思う。
そして、ほのぼのと想い出すことの、多いことに、人生への感謝が湧いて来る。
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