草の香り、蝉の声
若田宇宙飛行士の、「地球へ返って来て、草の香りが、温かく迎えてくれた気がした。」と云う言葉を聞き、草の香りを想い出した。
通勤途上、道の脇にある草むらの香りに注意を凝らせてみた。微かな草の香りに、若田さんの気持ちを想像してみた。そして、「今、地球で、私と云う生物が、生きている」って云う感じを味わった。その生物が、今日は、靴をはいて、電車に乗って、会社へ行くとか思うと、妙に可笑しかった。
蝉の声も、心地よかった。今鳴いている蝉は、どんな蝉も、今年の夏だけで終わりと思うと、わいわい騒ぐように鳴く蝉も、ドンドン鳴きなさいと応援したくなった。
天まで届くほど、大声で鳴きなさいと思った。
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