「もう、お兄ちゃんなんだから」、「お姉ちゃんなんだから」と云う気持ち
人生が、思い通りになることを目指して、人は、お金や地位・権力、美貌など手に入れようと頑張る。
そして、結局、それらが多少、手に入ったとしても、それは役立たなかったことに気づいて、人生は終わる。自分の思い通りになるためには、余りにも些細な、多くのことが必要で、お金・地位・権力・美貌などは、ほんの気休め、猫だましに過ぎないことに気づく。
自分の人生が思い通りにならず、他人が羨ましかったら、「僕はもう、お兄ちゃんなんだから・・・」と、他人と云う弟のために我慢しようと考えれば好い。「私は、もう、お姉ちゃんなんだから・・・」と、他人と云う妹のために我慢しようと思えば好い。だだを捏(こ)ねてる、拗(す)ねてる子に譲れば好い。
他人のために、譲る気持ちが出て来れば、ちょっと神様に近づいて、思い通りにならないことに煩わされなく、結構愉しく生きていけると思う。宇宙からみれば、自分と他は、一体の存在だから、即ち、どちらでも好いと云う気持ち。
「お兄ちゃんなんだから・・・」、「お姉ちゃんなんだから・・・」、とても好い響き。
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