地下鉄の窓の鏡、喜劇俳優との出会い
昨日、地下鉄の席で向かい合わせた30代くらいの女性が、対面の私の後ろの暗い窓を鏡に見たて、色々髪を整えたり、表情を微笑んだり、ニーと笑ってみたりして、こちらは、笑いを堪えるのに大変だった。
あたかも、周りに誰もいないかのように、一人の世界での振舞いのようで、可笑しかった。子供時代にやった、「にらめっこしましょ、あぷっぷ」のように感じ、もう吹き出しそうになった。
通勤時間帯、中目黒から出る地下鉄日比谷線が、9時半頃、広尾や六本木にさしかかる頃、結構乗客が減るが、堂々と地下鉄の窓を鏡にポーズを取る女性がいるのには、小さな驚きだった。
大勢の知らない人に溢れかえる大都会の地下鉄の中で、「私」と、「その他色々の他者」をこんなに、きっぱりと、滑稽なまでに愉しめる人がいるんだと思うと、寧ろ痛快で嬉しくなった。
突拍子もない喜劇俳優との遭遇だった。
Comments
確かに・・・電車の中でお化粧をする女性たちは見ていて面白いですね。
アイシャドーやマスカラをしている方を見ると、電車のブレーキがかかった瞬間に目の中に化粧道具が入ってしまいそうで、とてもはらはらします。
Posted by: Okada | August 06, 2009 06:47 PM
Okada san; お化粧も面白いですが、こっちを向いて、鏡に向かったように、ニコッとか、されると、度肝を抜かれます。
あまりにも、突飛で、目が覚めましたよ。
Posted by: life-artist | August 06, 2009 11:14 PM
なるほど。私もたまに、電車の鏡に向かってにこっとして、周りの人にびっくりされることがあります。
Posted by: Okada | August 11, 2009 12:47 PM
Okada san;あららら、Okada sanも、喜劇俳優でしたか? これまたビックリです。お大事にしてください。
Posted by: life-artist | August 11, 2009 11:24 PM