地曳網の光景
昨日、朝、茅ヶ崎のサザン海岸で行われた地曳網に、知人の紹介で初参加。大海原を見ながら、ビーチのテントに陣取り、ビール・バーベキユーも楽しめた。
ちっちゃな子供達も沢山いて、波打際で、はしゃぐ子供達の光景にも、心が休まる思いだった。ビーチから、有名な烏帽子岩も初めて見た。野口宇宙飛行士が宇宙から見た烏帽子岩。
砂浜で、地曳網の二本のロープを、50人づつくらいで、よいしょ、よいしょと引っ張った。子供達と一緒に引っ張るのが無性に嬉しく、愉しかった。波打際と10往復くらいしながら、ロープを徐々に手繰り寄せて、ずっしりと重い網が手繰り寄せられて来て、中身の獲物を見た。それは、おびただしい数の小魚、シラスだった。
人間にとっては、愉しい穏かなレクレーションで、子供連れの優しい家族達の歓声の中、大量に捕まったシラスにとっては、大虐殺の光景とも思った。「金子みすず」さんのイワシの弔いの詩を思い出した。
人間も、シラスも、宇宙においては、「波」。ともに、大海に帰る存在。人間もシラスも、愛おしい仲間。
そんなことを想いながら、午後は、座禅会のため、東京・芦花公園駅へ向かった。
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