抗ウツ剤500万人服用時代への警鐘
この数年で、抗ウツ剤を使う人か激増して、現在、日本では約500万人が服用していると云う。安易に抗ウツ剤を、使うことの危険に警鐘を鳴らす講演を聴いた。
「栄養から見たウツの原因」について、薬学博士の生田哲先生の講演の中で、次の原因が挙げられていた。
(1)興奮性伝達物質不足:セロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリンなどの脳内伝達物質不足。
(2)脳内必須脂肪酸不足:脳は脂肪で出来ていて脂肪は大事だが、固まる動物性脂肪は脳に危険。
(3)ビタミン・ミネラル不足:人体の酵素を動かすのは、ビタミン・ミネラルの働き。
(4)砂糖の過剰摂取:低血糖症は、砂糖の過剰摂取への反動から起こる。
(5)エネルギー不足
抗ウツ剤SSRI(セロトニン利用効率アップ)は、よく使われるが、上記の(1)の物質を造るのではなく、効率をあげるだけ。他の原因を残したままでは治らない。また脳内伝達物質を造るのは、良質たんぱく質(大豆など)を食べるのがウント安く、薬より効率絶大。ましてや、抗ウツ剤(化学物質)には、敵意や・他害事件を誘発する副作用のリスクもある。薬は、緊急・重大な症状の時こそ使うべきで、500万人が、安易に常用すべきではない。
セロトニンは、朝日を浴びたり、毎朝散歩するだけでも、脳内で多く造られる。規則正しい生活もウツを防ぐ、大効果ありと再認識した。
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