わくらば(病葉)
昨日、2年ぶりくらいに、故郷の高校の先輩の銀座スナックに顔を出した。ママさんは、律儀にも、2年前のボトルをまだキープしてくれていて恐縮だった。
そこで、隣に座った常連の知人客から、「わくらば」が「病葉」と書くことを、初めて知った。昔流行った、歌謡曲に、「わくらばを集めて♪今日も、川は流れる♪」とかの歌があったが、虫に食われたり、葉が欠けた病気の葉であったことを初めて知った。
ただ「わくらば」と云う言葉の響きだけで、今は、それが、病の身で見る人生を歌っている歌だったことを、しみじみと感じた。歌詞には、「たそがれの水のまぶしさ」とかの言葉も続いていた。
故郷の香りを感じながら飲んでると、昔、母が口ずさんでいた「雨に咲く花」を想い出した。いつの間にか、自然に歌えるようになっている馴染んだ曲。歌詞を、噛み締めながら歌ってみた。
歌詞から、色々な人生に想いを馳せる。
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