1日6万もの人間の想念
奈良・興福寺の多川住職のインタービュー番組を一昨日たまたま見た時、人間には、1日に約60,000もの想念が去来するとのことに驚いた。
確かに、気づいたり、気づかなかったりするだろうが、6万くらいの思いは、人間の頭の中を駆け巡っていると云うのは、何となくわかる。
60兆の生物たる細胞の集合体たる人間が、1日に6万もの想いか。
人が分かり合えること、わかって欲しいことが、天文学的に思えるくらい、どれだけ困難なことか、わかる。
それでも、分かり合える部分に着目して、分かり合えたと思えば好い。微笑ましい勘違いではないか。
幸せな、可愛い勘違いも、時に、人生には素晴らしい。
そして、個や、孤独は、決して忌まわしいものではないと気づけば、もっと幸せになれると思う。それは、荘厳な大自然がそこに展開しているだけなのだと思う。
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