松本聖香ちゃんの死
母親の内縁の夫に虐待されて死んだ、9歳の女の子、松本聖香ちゃんの事件の報道が、最近、気になってしかたがなかった。
ベランダに放り出されていたら死んでいたことが新聞に書いてあった。4月6日くらいの死亡推定であった。
4月6日の自分の日記を読んで見る。丁度、目黒川の桜が満開の日の記述に、悲しさが込み上げた。
ベランダで横たわって死に往く時、辛かったろう。痛かったろ。寒かったろう。親に抱きしめてもらいたかったろう。
ただ、私の魂は、聖香ちゃんにゴメンネ、ゴメンネを繰り返したかった。こんな苦しみに耐えて、死んで行ったのだから、今度生まれ変わる時は、神様は、引け目を感じて、バランスを考えて、きっと、きっと幸せな穏かな人生を与えてくれると思う。
意識が遠のく瞬間、見えたかも知れない、星は、余りにも綺麗で、ちょっと、最後は微笑んで死んで行ってくれたかも知れない。小学4年生の9歳の女の子が、人間の罪を、背中いっぱいに背負って、4月6日に旅立った。
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