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April 29, 2009

まな板のトントントンと云う音

姉から聴いたことがある、母が再婚する時の心境を。

満洲から引き上げて来て、子供は満洲で病死、夫も死別、故郷、長崎の街で一人暮らしを始めた頃。自分の分だけを作る食事の時。まな板のトントントンと云う音が、哀しくて仕方がなかったと云う。

誰かに、この食事を食べさせてあげたいと、心は叫んだと。

その後、母は私の父と知り合って、再婚した。父も満洲から引き上げ、妻を病死で喪っていた。

誰かに、何かをしてあげたいと、心の奥底は叫んでいる。

そして、母は、亡くなる前に姉達に云ったと云う。父は、いい人だったと。

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