旅の足跡を辿る
昨日、ノルウェーの友人夫妻は、娘さんが3年前に来日し、日本を旅した時の楽しかった想い出を書き留めた彼女のブログの記事のコピーを持ち歩いていた。彼女が旅した場所の記述を確かめながら、追体験するかのように。
ノルウェー語で書かれた旅のエッセイの内容を、時折私に説明してくれて、私も、3年前のことを、色々想い出せた。
浅草の古民家風のレストラン「東南屋」。梅酒。なども、彼女の記述にあった。両親は、同じ店に案内され、同じ梅酒も飲んでみて、娘の旅に、心の中で溶け込んでいるかのようであった。ノルウェーに帰ったら、さぞかし、話に盛り上がることだろう。
娘さんは、初めての日本を、不思議の国のアリスのように、目を丸くして、きょろきょろ興味深く見廻しながら旅して行った。電車にのっては、電車のアナウンスの「まもなく」を、いつも、「なまにく」「なまにく」と間違って、真似ていた。
工事現場の様子に興味があったり、TVで見る相撲取りの腹をたたく仕草に興味あったり。
そんな、両親の旅に、私も、とても新鮮な、穏かな感動を覚えた。
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