不図、両親・兄弟・姉妹との旅を、想い出してみた。すぐに想い出せた旅は印象が強かったのだろう。
一番上の姉とは、満州・鳳城会での長崎への旅や、山鹿温泉の旅の想い出。二番目の姉とは、米国への旅、エストニアへの旅。妹とも米国への旅や、今度、5月に鳳城会で鎌倉への一泊2日の旅の予定がとても嬉しい。
28歳で亡くなった三番目の姉とは、旅の想い出はすぐ出てこないが、姉が嫁いだ東京・東村山のアパートや、一緒に行った、近くの西武園の噴水が忘れられない。
娘とは、アブダビへ二人で旅出来て、とても嬉しかった。人生の大ヒット。
母とは、田舎の田園風景の中、バスに乗り遅れて、何時間も母と歩いた想い出。川や畑が綺麗で、おとぎ話のようにメルヘンの光景だった。
父とは、そんな想い出がなくて、申し訳なく思う。私が中学生の時か、英語のリンガフォンが買いたいと云った時、バイクの後に乗せて、大牟田の大きな電気屋にレコードプレイヤーを買いに行ってくれた。その時バイクの後ろから見た父の後首の小さなイボが何故か、愛おしく思い出される。余り会話を交わさなかったが、父がどれだけ私を愛していたか、今は、口惜しいほどわかる。
弟との旅の想い出は、弟家族と大牟田近郊のセキヤヒルズ宿泊の旅や、今回の弟家族の上京。今回は、とても嬉しい上京だった。それぞれの旅の想い出は、どれだけ人生を豊かにしてくれることかと思った。