地球は青かった
衛星から地表の、ある地点を見る時、近づくとみるみる詳細な状況が見え、遠ざかると、全体の山や海の地形がわかりやすく見えてくる。パソコンのグーグルマップのようなものでも体験出来る。
人生の苦しみ・哀しみ・喜び・楽しみなどは、焦点を合わせてドンドン対象に近づいている状態と似ている。画面が対象に近づくにつれて、感情が尖鋭化して行く。
そして、レンズを遠ざけ、より遠く高い所、高い所を目差して、視点を移していくと、鳥の目のように、全貌が広がっていき、ついには宇宙に溶け込んでしまう。
「地球は青かった」とは、「人生は素晴らしかった」と云う意味だったことがわかる。
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