朝の草刈り作業
昨日の朝は、町内会で、近くの丘の上にある畑のそばの、小さな雑木林の中の雑草刈り作業をした。町内会の花見の予定地の、地面の雑草刈り。
軍手、カマ、を持ち手際よく、顔馴染みの7名で作業した。小さい畑の菜の花の黄が、濃い茶色の畑の地面に映えて、朝日が気持ち良かった。
70歳代の鳶職の棟梁、織さん(オリサン)は、長刀みたいなカマを持って来ていた。いつも、作業を仕切って、夏祭りの盆踊の櫓を建てる時も、ブッキラボーに、「バカヤロー、これはこうするんだ」とか、棟梁の声を聞くのが楽しみだった。
今回は、作業が単純で、棟梁の「バカヤロー」は聞けなかった。
春のウグイスの声のように、棟梁の「バカヤロー」が、聞きたかったのに。それは、私にとって、子供時代や、遠い田舎の日々も想い出させてくれる。頼れる父親の象徴のように、素朴な温かささえも感じさせてくれる響きである。その棟梁が、笑った時の笑顔は、幼児のように可愛いい。
草刈りの軍手、カマ、棟梁の笑顔、小さな菜の花畑の丘、朝日。それは、朝起きたら、私のすぐそばにあった。
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