顔は見えないが、日本の良い人達
昨日朝、地下鉄を降りて、会社へ向かう途中、10メートルくらい前の階段の上で、前を歩く人が何か落としたのが見えた。近づいて見ると、それは「定期付きパスモ」だった。大変だと思って、すぐその人らしき人を追いかけて、「パスモ落としませんでしたか?」と声をかけたが、「違います」の返事。
大変大切なものが私の手に残ってしまった。無くした人は、さぞショックだろうと思い、どうすれば良いか考えた。すぐ、地下鉄の駅に引き返し、駅の係員に拾得物として届け出た。持ち主が駅にたづねてくれればよい。
ちょっと、駅近辺で、右往左往したが、これで良しと、考えて会社へ急いだ。
日本では、無くしたものが無事見つかる確率が高いと云う。「顔は見えないが、日本の良い人」、その中の一人に私もなれたんだと、ちょっと満足した。
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