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March 19, 2009

風の音

先日、会社の日本駐在のアラブ人どうしが、会話の中で、狼の泣き声のような「ホー」とか「ヒュー」とか云う音を真似していて、私は不思議に思って、何を話しているのかと聞いた。

何と、ビルの上の方の階のマンションに住んでいて、一人でいる時に、風の音がよく聞こえ、心細くなることを話していたとのことであった。

故郷を遠く離れ、知人も少なく、お酒を飲む習慣もない彼らにとって、一人マンションにいる時間は、とても孤独を感じる心細い時間なのだと思った。

私が大学卒業後、誰も知人もいない最初の赴任地・新潟へ着任した時のことを想い出した。独身寮のそばには、小さな川が流れ、強い春の風が窓の外で、「ヒュー」と音を立てる時、誰も知人のいない遠くの国へ来たことを実感した。そのとき聞いた風の音は、そのときの寂しさ、心細さを想い出させる。

賑やかに、ビジネスをしているように見えても、そんな孤独な時間が彼らの内面にもある事を知った。

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