青木繁、高島野十郎、久留米はすごい
高校の教科書にも載っている絵画、青木繁の「海の幸」には数年前くらいになって、改めて魅せられた。鮫を担いだ荒々しい漁師の中の一人の顔を、恋人だったであろう想い出の女性の顔に描き換えて、作品「海の幸」は輝きを増した。
高島野十郎は、ただ友人・知人にあげるために、「蝋燭」の絵を沢山描き続けた。カラス瓜や桜の名作もあるが、彼の蝋燭の炎の描きかたは、何かすごい訴えるものを感じる。一人静かに、その蝋燭の炎を見詰めたくなる。
この二人の画家は何と、私が生まれ育った大牟田から電車で30分の久留米出身なのだ。久留米はすごいと、改めて思う。
Comments