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February 23, 2009

元ベイスターズ、盛田選手の講演

昨日は、もと横浜ベイスターズの大魔神・佐々木と並ぶ大ストッパー(1992年頃)だった盛田投手(現野球解説者)の、脳腫瘍体験(98年、2005年)の講演を聴いた。

大手術で、再起不能と思われたが、その後リハビリをして、392日ぶりに球界復帰(99年)した時の様子を彼はこう語った。

「リリーフカーに乗って、マウンドへ向かう10秒くらいの時間が、とても長く、走馬灯のようにお世話になった人達の顔が浮かんだ。マウンドが高く、輝いて見えた。」と・・・

リハビリの時は、5mの距離さえも20分くらいかけて、手すりにつかまって歩いた自分を体験して、日常、普通に生きてきたことのすごさ、有難さが、初めてわかったと。

そして彼は、5歳の時、がんで亡くなった弟のことを想い出し、講演の途中で、「ちょっと待って下さい。」と云って、1分か2分、ただ、宙を見上げて沈黙した。

その沈黙が、彼の、最大の感動を語っていたと思う。

彼は、今でも、脳腫瘍の後遺症と闘っていて、今後も闘って生きていくと思うが、彼の体験を通して得たであろうものには、禅の修行をする人が辿る道にも似た、大いなる安らぎを感じた。


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