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January 02, 2009

瀬戸内、鞆の浦、仙酔島の美

今回の九州帰省の旅は、往きに立ち寄った、瀬戸内、鞆(とも)の浦の美に圧倒された。万葉の歌人・大友旅人が太宰府の任地から京へ帰る途中に立ち寄り詠んだ歌、頼山陽が”山紫水明”と歌った”鞆の浦”の美は大発見であった。福山にこんな素晴らしい美があろうとは。

仙人も酔う程の美しさの”仙酔島”を散策すると、すぐそばを、走り抜けるタヌキにも出会った。草鞋を買って砂浜を歩いた。”ここから”人生が始まることを暗示させるような、”ここから”という宿の名前も心にくいほどだった。

初めて訪れる仙酔島には、浜辺に「お帰りなさい」とつたない字で書いてあった。まるで映画のポニョに出てくるような島だった。この旅は、心に沁みる旅になった。

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