「悼む人」直木賞
直木賞の天道荒太さんのインタビュー番組をたまたまTVで見た。「悼む人」は、「誰に愛され、誰を愛し、人に感謝されたか」を問う作品だと云う。それは、死に際した人間の深い問いかけだと思う。
私は、最近、その境地とは、ちょっと違う問いかけ、生き方にも魅力を感じる。力まずに、人を愛する境地。自己がちょっと放棄されたような。
「愛されて良し、愛されなくても良し、ただ大切と想う人が健やかに生きてさえいれば」と云う境地。そして、その大切な人がこの世を去る時が来たとしても、穏かに宇宙の意思として淡々と受け入れる。
そんな、大安心の世界を生きたい。自己が宇宙に溶け込んでしまうような、大安心の世界。
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