サンタクロース、心地よい失望
サンタクロースを信じることは、微笑ましく可愛いこと。電車の中や、街で、小さな子供達が、サンタクロースの話を夢中でしているのを聞く度に、メルヘンのような気持ちになれる。
一方、サンタクロースは、"自己中心世界の象徴"だなーとも感じる。子供時代は、自己を中心に世界が存在する実感が大きいから、サンタクロースと自己との世界が成り立つのだろう。
世界の子供の数だけサンタクロースがいなければ、サンタクロースの話は成り立たない。ちょっと変だぞと気づき始めることは、ちょっと失望に近いが、自分の愚かさにも気づき、"面白い失望"、"心地よい失望"でもある。
そして、「待てよ・・・・」と云う、人生の疑問の始まり。やはり、このプロセスも、人間の可愛いところだと思う。
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