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November 24, 2008

三田祭、満洲国紙幣との出会い

昨日、慶應大学の三田祭のロシア研究会のコーナーのそばを通った時、偶然、満洲国紙幣の話が耳に入り、立ち寄った。ロシア発行の紙幣の歴史が実物紙幣でアルバムになっていて、夫々の紙幣の説明中で、丁度、満洲国侵攻の後、ロシアが発行した、満洲国紙幣の4枚であった。私は、思わず駆け寄り、説明を熱心に聴きいた。

説明していた男性の学生は、私の両親が満洲引き揚げ者であることを知り、その中の一枚の紙幣を私にくれると云ってくれてビックリした。こんな貴重なものをと思い、感謝しながらも一度断った。その後、更に話をしている内に、私は、明後日、会食する予定になっている満洲・鳳城会の人達に、この紙幣を是非見せてやりたくなり、彼の厚意に甘え、やはり、一枚頂くことにした。赤い印刷の十円紙幣で、印刷にロシア紅軍指令部、1945年とあった。

この十円紙幣は、ロシア軍侵攻後、困窮した母が、飴玉を売って、靴を磨いてもらった十円紙幣だったかも知れないと想うと、思わず目頭が熱くなった。

紙幣をただでくれると云った学生は、「お返しします」と云った。何を云われたかわからず、私は聴き返すと、彼は、ご両親へ「お返し致します」と云うのである。私は、この感動の言葉に、また胸をうたれた。三田祭で、このような素晴らしい体験をしようとは、思いもよらない驚きの出会いであった。

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