岡本太郎、茂木健一郎、芸術的人生の魅力
今回の連休、強く印象に残った出合いがある。それは、故・岡本太郎著作の「強く生きる言葉」と、茂木健一郎氏の講演会だった(丸ノ内丸善書店)。
神田古本祭りで見付けた岡本太郎の本の中に、彼の言葉があった。「僕は幸せ反対論者なんだ。つまり、簡単に云ってしまえば、人間が、幸せと思っている時は、一番死が遠ざかった時なんだ。これは生きがいを失った時になる。そんな幸せ、僕は欲しくないね」。彼の絶えまない情熱が伝わって来る。
脳科学者・茂木健一郎氏は、TVマスコミで見る印象とは全然違って、彼は芸術家だと思った。知的探求を彼は、一種の偏愛、果てしない憧れのようなものですと表現した。世間一般の価値とは隔絶した世界を彼は持ち、人生そのものに恋しているよう、なみずみずしさがあった。
連休中の、素晴らしい出会いだった。久しぶりの会社が、もう何年も経ったように感じる。
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