現象以外のものの存在
人生観に、自分が見てる現象以外のものがあることを感じることは、穏かな人生には大切なことだと思う。
色々なものを手放すことに比例して、その現象以外のもの、即ち「ものの背後にあるもの」が見えて来ると云う。
自分を手放してしまった時には、殆どのものは消滅するが、残っているものの存在も感じる。それは、永遠にして安らいでいる虚空世界の意思のようなもの。
身体、精神、霊魂は、別のものではなく、一つのものが別の側面を出しているだけと云う。(身体・精神は現象世界、魂は非現象世界のもの)
静寂の虚空世界から人生を得て、右往左往して人生を旅して、そしてまた、静寂の世界へ帰って行く。
自分が他の人の為に蜘蛛の糸を手放した時、一瞬にして、その世界が開け、蓮の花の上、お釈迦様の手のひらの上に乗る。
Comments