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September 13, 2008

ET、かぐや姫、静寂へ帰る波紋

空を見上げて「ETお家帰る」と云うシーン、かぐや姫が空へ帰るシーン、池の小石がポチャンと作る波紋が消えて行くシーン、これが、今朝の私の連想。

芭蕉の「蛙飛びこむ水の音」には静寂に表れた波紋がまた、また静寂に溶け込んで行く様が浮ぶ。

人生も、一つの波紋。それぞれの波紋が、ちょっと共鳴したり、衝突したり、渦潮を作ったり、遠すぎて接することも無かったり、そして、また静寂に帰って行く様が、心を穏かにさせてくれる。それを一生と見ても好し、一日と見ても好し。

人生で誰しもある大切な人との別れの場面も、ETがお家に帰るのを見送ってあげる気持ちになれば好い。大騒ぎしながらも、かぐや姫を見送ってやる気持ちになれば好い。それは、喪失感ではなく、静寂へ帰る水の波紋なのだから。

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