人間の居場所
哲学カフェでは、大学生の男性が、エヴァンギャリオンやマトリックスと云う漫画の、彼にとって印象的だったシーンを紹介してくれた。私は、その漫画自体は、名前を微かに聞いた事があるくらいで内容は知らない。
エヴァンギャリオンでは、最後に「自分は居ても良いんだ」とつぶやく場面。自分の居場所の発見。マトリックスでは、地球に増殖するウイルスのような人間。地球を食いつぶす忌まわしい人間。
自分の居場所がない感覚は、よく世間を賑わす"社会からの疎外感"を連想させた。人間を地球にとってのガン細胞に見たてる発想は、私も時々する事がある。
これらの虚無的な発想には、自分は特別でありたいと熱望する、強過ぎる自己愛、哲学的な勘違いのようなものを感じる。
私は思う。人間も、宇宙の法則の影のようなもので、自分が没しても、その宇宙の法則は変わらない。全ては、大きな自然の懐の中で、自分は、身体で、人生で、何かを投影している。それは、単純にして、美しく、また安らいでいる世界のようにも思える。それは、人間の思いを遙に、遙に超えた世界。
Comments
life-artistさん おはようございます^^
朝一番のご訪問ありがとうございました。
>ぜんまいの命
すばらしいと思いました。
Posted by: リリー姫 | July 10, 2008 08:39 AM
リリー姫さん。
ぜんまい侍は、戦う時、「この団子剣、受けて見よ」と云って、美味しい団子を飛ばします。団子が当たった敵は、美味しいと云って倒れます。楽しいですね。
Posted by: life-artist | July 10, 2008 11:58 PM