死んだも同然の瞬間の集合
万物は流転する。全てのものは変化している。
目の前を絶え間なく通り過ぎて行く現在が、かつて未来と呼び、たった今過去になって行く。
私には、時間が、静止写真のように、その時、その時に完結した瞬間の集合のようにも見える。
即ち、生と死が同一化した瞬間。生まれたばかりの瞬間が、もう二度と帰らない過去になっている。
死んだも同然の瞬間の集合が、重ねて、パラパラとめくれば、アニメーションのように人生になって現れる。
人生は、神秘的な勘違いで出来ている、宝もののようなアニメーション作品のようにも思える。
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