地球の醜さ、人間の醜さ
昨日試写会で、「闇の子供達」を見た。児童虐待・児童売買・児童買春・臓器売買の実態を描いた映画で、見るにはかなりの勇気が必要だった。ある程度、精神的な力がないと見れる映画ではない。私は、子供達が、人一倍好きだから、余りにも過酷過ぎて、人には余り薦められない映画だと思った。
私は、坐禅で修行している身だから、このようなことは、目を背けてはならないと思って見た。覚悟してみなければいけないと思って、意を決して見た。人間の煩悩の醜さ、巨大さを思った。人生の中で、決して檻から出してならないライオンのような煩悩があることを思った。
地球の醜さ、人間の醜さも思った。宇宙飛行士が、美しく眺めた地球でも、おぞましい人間社会のシーンも存在している。自然や人間も美しい面も見せてくれるが、決して美だけではない。病んだ細胞があるように、地球も人間も、十分に醜い面も持っている。
ただ、病気が快癒することを願って、美しい地球を、人間を思いたい。勇気を出して映画を見て良かった。
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