「宇宙船・地球号」の盲点
私は、「宇宙船・地球号」と云う言葉は、環境問題に対する好いスローガンだと、自然に聞いていた言葉だった。
昨日、ある講演で、宇宙船とは、人間が作った精巧な機械ということを指摘されて、はっと驚いた。
環境対策を考えながらも、まだ、地球と、宇宙船とを擬える傲慢な人間のことを。
地球や宇宙や自然は、人間も、生きとし生けるもの全てを、隔てなくその自然の懐に抱いているのではないか。
考えることの土俵が違っている。
地球や自然を考えると、自分が何も所有していない、一つの宇宙の現象に過ぎないように思う。
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