冬眠動物か、渡り鳥?
「腹八分で医者要らず、腹六分で老いを忘れ、腹四分で仏に近づく」と云う。大食は短命の元と云う。
傑作な、過食を戒める本があった。「食は医力」(教育評論社)。冬眠しない人類に余分な脂肪は要らない。2000キロも飛ぶ渡り鳥でもないのに、余分な脂肪は要らない。人間は余分な脂肪を持つと、その過酸化脂質の害で、代謝障害がおき、病気短命になると云う。また、上品になるのも、下品になるのも、飲食の慎みによって決まる。とまで書いてあった。
これは、参った。可笑しいやら、その皮肉が、説得力があるのには傑作だった。
野生の動物は肥満になることはない。太ったライオンはいない。とダメ押しの記述。
「了解しました」と、改めて、その本に敬礼する気分だった。
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