偶然の出会いが二つ
昨日は、東横線の中で、約18年前、中東アブダビの国営銀行に勤務しておられた日本人女性と偶然あった。お互いに名前を云って、驚きの再会だった。彼女のご主人もアブダビの石油開発会社で働いておられ、今でも、アブダビで勤務され時々、彼女もアブダビへ行くとのことであった。「National Bank of Abu Dhabi」と、当時、電話すると返って来ていた彼女の声さえも懐かしく想い出した。私のアブダビ時代は、人生の転換点であった時代。
夕方、横浜駅のコンコースを歩いていたら、私が大学卒業後就職したころ、九州の父が会社の本社の人事部へ、墨の字の挨拶の手紙を出した時に受けとって、私に教えてくれた人事の担当の会社OBの方に、偶然お会いした。私は、苗字を呼んで声をかけて、お互いに懐かしく近況を話しあった。父は生前、私に何も云わず、私の行く末をいつも見守っていた。ただ、ひたすら息子をよろしくお願いしますと云う趣旨の手紙だったと云う。
このような偶然の出会いの連続に、人生の、神秘に包まれた展開を、感じざるを得ない気持ちになる。人の出会いも、自然の営みの一つ。
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