駅での見送りと,出迎えのドラマ
将来の出来事に希望を膨らませることも、終わりつつある出来事に名残惜しさを感じることも、共に人生の精神バランスには必要なことと思う。
希望を膨らませるだけの生き方には、痛みがわかる優しさが無いように私は感じる。明るさだけでは、人生が軽過ぎる。過去の出来事へのノスタルジアだけでは、生きる力が弱々しい。懐かしむだけでは、人生が重すぎる。
終わりつつある、去りゆく出来事への感謝と見送る気持ちは、ホームで出発する列車を送り出すのと似ている。
新たな出来事への希望は、ホームに到着する列車を待つ気持ちに似ている。
列車が出て行ったり、入って来たり、それが人生の味わいなのだろうか。
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