変化のスピードの掟
人は幸せへの変化、過激な変化を望むことがある。好いことばかり、沢山起きないかとか、望んでしまう。びっくりするような幸せが起きないかと望んでしまう。
私は何となく自然界には「スピードの掟」がある様に思った。人間の身体も、社会も、好い方向にも、悪い方向にも過激な変化には耐えられない。
飢餓のあとには、少しずつ柔らかいものを食べて慣らす。封建時代に、いきなり普通選挙をやったら、国は混乱する。
大きな急激な不幸にみまわれると人は適応出来ない、死ぬこともある。大きな急激な幸せに恵まれると、人は適応出来ない、気の緩みで自滅する。其れが自然界の掟。
私の人生哲学で、直感的に「小さな驚き」に拘り、「大きな驚き」を動物的に、その危険を避けたのは、今すっきり自分の中で納得出来る。 ちょっとした不幸・問題を引きずりながら生きることは、自然界のリズムに合っていると思う。徐々に、控えめに自然界のスピードのリズムを感じながら、ちょっとずつ好くなるような、「小さな驚き」を感じながら生きていきたい。
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