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October 03, 2007

パーキンソン病

私の母は、生前パーキンソン病で苦しんでいた。昨日、偶然インターネットで、パーキンソン病の記事を見た。

パーキンソン病は、度重なる頭部への衝撃、精神安定剤の過度な服用などにより、発症すると解説されていて、改めて、満洲での母の悲劇の衝撃を想った。新宿の平和記念館で出会った満洲の引き揚げ者の方も生前パーキンソン病で悩んでおられた。

人生で、余りにも過酷な体験は、度重なる脳への衝撃と同じだったことを想像した。幼子を見殺しにする体験をしながら、生ける屍のような状態で引き揚げて来たと思う。

今になって、初めて、母の人生の過酷さを、苦しくなるほど分かる気がする。どれほど、辛い衝撃だったことだろう。パーキンソン病とは、そのような病気であったことを知り、それは、とても悲しい発見であった。

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