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October 25, 2007

医療費200兆円の中の無保険者

世界で最高の医師、医療レベルと云われる米国の医療費はGDPの約15%で、200兆円弱である。世界最大の石油輸出国サウデイアラビアの年間石油収入・25兆円内外と比べて何倍もの医療費を使う米国。

その米国には、約5000万人の医療無保険者がいる。医療関係者が経営第一主義で、先進国では、最悪の弱者切り捨て政策をやっている。米国での医療費は、もし利用すれば、日本の個人負担の約10倍の感覚と云う。

マイケル・ムーア監督の病める米国医療制度糾弾の映画の試写会("Sicko")で、米国の拝金主義医療に驚愕した。貧しい患者を、タクシーに載せてゴミのように貧民街へ捨てる病院、金を持ってるか否かを確かめてしか治療しない医師,病院。病気になったら、例え医療保険に入っていたとしても、家を手放さなければならないほど高額医療費の米国。

カナダ、英国、フランス、キューバなどの国民皆保険の、格安または無料の医療費との対比で、病める米国の医療制度を告発していた。カナダも英国もフランスも、医療は、税金で社会主義的に、安くもしくはただで行っている。

緊急の患者や病人を、最低限人道的に扱えなくては、国家の恥じであると思う。そののちに自由主義ではないか?
お金儲け主義の一番醜い医療制度、医療関係者、保険会社、製薬会社が米国にはあった。

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