匂いの感覚の不思議
数日前の哲学カフェで、「匂いについての感覚」を話しあった。
匂いは、最初に強く感じ、時間と共に、直ぐ人間の鼻はその匂いに慣れて、感じ方が鈍くなっていくように出来ていることに気付いた。何故だろうか。長い間の人間の五感の遺伝的形成は、この様な仕組みを造ってきた。
環境の変化に対し直ぐ察知するように臭覚は働き、その環境の中では、その匂いの感覚をご破算に戻し、また新しい環境の変化の匂いに敏感になるように造られているのではないかと思った。
匂いの感覚が同じ環境の中で、鈍くなっていくのは、生きていく上で、大切な生物生存機能であるのではないかと感じた。
人生で起きる色々な日常の出来事に対して、それが新たな環境のように感じられたら、その新たな匂いを感じとれたら、人生は、全然違った展開をするのではないかと思えた。新たな発見。
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