神奈川宿発見
かながわいまむかしガイドの会の方の案内で、初めて地元を案内して頂き、それはそれは大発見の連続でした。
東海道の神奈川宿には、海を見下ろす絶壁のような丘の上に、神奈川本陣や青木本陣が連なっていた。アメリカ領事館になった本覚寺は電車から、今も丘の上にはっきりと見える。鳥居の前には直ぐ海が拡がっていた洲崎神社は、今は高速道路街に埋もれているが、通りの前の浦島伝説の亀の子煎餅屋さんが、当時をちょっと偲ばせる。
将軍や大名も泊まったと云う神奈川御殿にはいくつもの木戸が在り、その真ん中あたりが、今の京急仲木戸駅とのこと。家から歩いて行けるて、時々電車に乗る仲木戸駅が、その神奈川御殿の中木戸だったとは、感動。
海を見下ろす丘の上の東海道には茶屋が並び、やじさん・きたさんも一番安い目刺しでもつまみながら眼下に広がる海の光景を見ていたのではと云う。本覚寺そばの通りには、坂本竜馬のおりょうさんが仲居として働いた田中屋がまだ残っていた。私は、目を閉じると、素晴らしい江戸の浮世絵・版画の世界の中に住んでいたことに気付いた。
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