日経新聞広告に見える人生探訪
新聞の広告欄に、「働かなくて金持ちになる方法」とか、「儲かる仕組みとか」もあるかと思えば、稲盛和夫さんの「人生の王道」の広告も並んでいる。
稲盛和夫さんの本には、「たとえ経済的に豊かでなくても、高邁に振る舞い、上に媚びず、下には謙虚に接し、自己主張することもなく、他に善かれと思いやり、そんな美徳を持った日本人が沢山いました」と添えてあった。
社長秘書が明かした「できるボスの条件」と云う新刊には、成功しても昔からの関係を大事に、態度を変えない人のことや、メンツと肩書きに異常にこだわる人達のことを滑稽に紹介してあった。
人間の生命を乗せた船は、数々の天候の中を航海する船のように、操船に大変で余裕が無い時もあれば、小春日よりの凪いだ日もある。
経済的に儲かることや、出世にこだわる人は、その嵐の中でもがく船。質素な衣食住を確保して、自己との深い対話をすれば、一瞬にして、海は凪ぐ。
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