蝉の最期、夏の終り
この頃は、道路で、よく蝉の死骸が落ちているのを見かける。蝉は何故、堂々とあのように自分の死骸を道路に野晒しに出来るのだろうと私は驚く。夏、思いの限り、飛び廻り、鳴き、力尽きてバタン・キューと道路に仰向けになって没する。
中にはカラスなどに腹をかじられている蝉もいる。蟻が羽を運んでいる情景もある。私は、蝉の死骸を見ると、"玉砕"って云う言葉をイメージする。道路に転がった蝉の死骸を見付けると、何故だか拾い上げて、道路脇の茂みの中に隠してあげる。
壮絶な蝉の死、そして、またいつか夏が廻り、その蝉の子供が夏を奏でる。ー9月8日記ー
Comments
お久しぶりです。今夏は、つくつく法師があまり鳴かず、セミが終わったら、急に秋の虫にバトンタッチです。なにか、単なる季節以上に「虫の知らせ」を感じます。
私も、そろそろ、違う人生に切り替えようと考えています。また一度、ゆっくりお会いしましょう。
Posted by: かとう Ken | September 10, 2007 10:40 PM
かとうさん、お久しぶりです。エストニアの旅は、楽しかったですね。私も、人生の一つの節目になりました。
今日、1週間振りにシンガポールの出張から帰国しました。また、お会いするのを楽しみにしています。
Posted by: life-artist | September 15, 2007 11:19 AM