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人生には、成す術もなく、ただ呆然と見守るしかないことも在る。
群れを逸れた草食動物の末路を見るかのように、哀しくても、手も足も出ない場面が人生にはある。
ホームレスの人を見た時、病気の人を見た時。
子供が、愛する両親の深刻な夫婦喧嘩を見た時など。
どこか、遠くの世界に飛び出したいような、記憶を喪失したいような哀しみ、其れは、群れを逸れた草食動物の仲間を、ただ呆然と見守る、草食動物の光景に似ている。
それでも、自然の、宇宙の営みの一部。
August 30, 2007 in 人生 | Permalink Tweet
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